〜 街中から大自然へエスケープ 〜
ロサンゼルスはアメリカ合衆国の中でもニューヨークに次いで2番目に人口が多い大都市です。
近代的なビルも多く、セレブリティの街としても知られているため、キラキラしたイメージがある街ですが、実は大自然に包まれた自然が豊かな街でもあります。
この記事ではLAでハイキングを楽しむ際の注意点をまとめていますので、ハイキングへ出かける際は参考にしてください。
目次
ハイキングは人気アクティビティ
週末になると家族連れや友人を誘って、ドッグフレンドリーな場所では犬たちも一緒にトレイルを歩いているアンジェリーノたちを見かけます。天気が良く、すれ違う際に見知らぬ人に挨拶している光景を見ることは珍しくありません。
そんな光景を見ると笑顔になってしまいます。
都会に住んでいても、一歩キャニオンに入ればそこは都会の雑音を忘れることができるエスケープスペース。
気分転換や運動不足解消にも良いと、ハイキングは人気のアクティビティです。
また、自然の中を歩くことによって、新しいアイディアが浮かんだり、脳内整理ができたりと脳にも良いと言われています。
歩くのが苦にならない方、オープンスペースが好きな方はロサンゼルス滞在中にハイキングへ出かけてみませんか?
*アンジェリーノはロサンゼルスに住む人のニックネームです。他にもアンヘレノ、アンジェレーノといった呼ばれ方をします。スペイン語訛りか、英語訛りか、ミックス訛りかで発音が少し変わるようです。
ハイキング基本アイテム
短距離から長距離までさまざまなハイキングコースをオファーしてくれるロサンゼルス。どのコースを歩くにしても持参すると良いハイキング基本アイテムをリスト化してみました。
水筒
一度ハイキングに出ると、トレイルにはお店がありません。十分なお水を必ず持って行きましょう。
ロサンゼルスエリアでのハイキングは思う以上に汗をかきます。水分補給はとても重要になります。

また、味の好みもあると思いますが、ココナッツウォーターもオススメです。ドラッグストア(薬局)、スーパーには水の近くにココナッツウォーターもストックしてあるお店が多いので入手は簡単にできます。
歩き易いスニーカー
歩き易いスニーカーは必須です。足の健康のため、怪我予防のために普段履きなれたスニーカーがお勧めです。
帽子・サングラス
ロサンゼルスは天気予報を見なくてもほとんどの日が「晴れ」です。日差しが強いので帽子があると良いでしょう。また眩しいと感じる場合もあるのでサングラスがあると快適です。
その日の天気に適した服装
半袖で過ごせる気温であることが多く、冬でもコートは不要ですが、早朝や日没後など、時間帯によっては肌寒く感じる気温になる場合があります。
その日の天気に適した格好、また、山側と海沿いで気温の差もありますので、行き先に応じた格好が良いでしょう。
日焼け止め
日差しがとても強いエリアですので、日焼けが気になる方は日焼け止めクリームや、通気性の良い長袖のシャツ、長ズボンを用意すると良いでしょう。
タオル
とにかく汗かきます。一枚タオルがあると重宝します。
スナックとゴミ袋
エナジーバーやナッツ類、ドライフルーツはさほど重い荷物ではありません。パッと簡単に口にできて、途中のエネルギー補給が必要な際に重宝します。チョコレート類は溶けてしまうのでNGです。
トレイルにはゴミ箱の設置がありませんので、持ち込んだものは持ち帰るようお願いします。
ハイキングの際の注意点
ロサンゼルスエリアで行ったハイキングの経験から注意した方が良い点をいくつかリストアップしてみました。
ガラガラ蛇
南カリフォルニアにはサザン パシフィック ラトルスネイクと呼ばれるガラガラ蛇が生息しています。

真夏の日差しが強く、気温が高い暑い日はさすがに蛇も活発な活動はしていないようですが、割と過ごし易い気温になると出てくるようです。
周りの風景と同化していることが多いので、気がつかないこともあると思いますが、万が一、ハイキング中にガラガラ蛇に遭遇したら、ゆっくりと蛇から距離を置くように離れてください。
多くの方がショートパンツで歩いていますが、上級ハイカーの中には茂みがあるトレイルを歩く際は蛇に噛まれたりしないように長ズボンを履いている人もいます。気になる方は長ズボンを用意すると良いでしょう。

ガラガラ蛇に遭遇する可能性があるトレイル入口には、画像のように看板を設置してあるところがあります。(看板設置がないところも多々あります)
注意書きはそのエリアについての情報となりますので、確認することをお勧めします。
植物
ロサンゼルスエリアではpoison ivy(ポイズン アイビー)、poison oak(ポイズン オーク)、poison sumac(ポイズン スマック)と呼ばれるウルシ系の植物が生息しています。
見た感じとても似たような葉の植物が生息していて、見分けがつかないことがあります。
触ると皮膚がかぶれてしまいますので、深い茂みがあるトレイルを歩く際は注意してください。

ワイルドアニマルと虫
キャニオンの中、リス、鹿、コヨーテ、マウンテンライオン(ヤマネコ)などを含む野生の動物が生息しています。キャニオン内では、夜や早朝にコヨーテが道路を横切るのを見るのは珍しくありません。
夜行性の動物ですが、日中にコヨーテに遭遇したこともありますので、遭遇可能性は0%ではないです。遭遇した場合はゆっくりと離れて距離をとってください。
キャニオン内や草原にはノミやダニ、滝や水辺のトレイルには蚊などがいます。噛まれるととにかく痒いです。またダニはライム病などの原因にもなりますので、刺されないよう虫除けや長袖、長ズボンなどの着用で虫刺され予防をすると良いでしょう。
火の気
ロサンゼルスエリアは湿度が低く、カラッとしています。近年水不足が続いているため、あらゆるものが乾燥しきっています。キャニオンの木々も燃え易い状態になっていますので、タバコなどの喫煙はキャニオン内では禁止されています。
自然の中に生息している動物や植物を守るためにもルールを守ってくださるようお願いします。
携帯電波
基本的にキャニオンの中は、携帯電波受信状況は良くありません。電波のバーが立っていても接続ができない、電波が全く入らないということがあります。歩きながら検索をできない場所が多くありますので、必要な情報などはバックアップとしてスマホのスクリーンショットを撮っておくと良いでしょう。
トレイルから外れない
ハイキングへ行く際、ハイキングコースのトレイルからは外れないようにしましょう。人気ハイキングコースは道路が一部舗装されていたり、割と幅の広い砂利道だったりしますのでコースから外れることはないと思いますが、キャニオン内の細いトレイルを歩く際はコースから外れないように気をつけてください。

マリブにあるハイキングトレイルから見える風景
最後に
コンクリートジャングルから脱出して、外で深呼吸。
時には定番観光スポットから外れて、自然の中で時間を過ごすのも贅沢な時間の過ごし方なのかもしれません。
ステキなハイキングコースで、ロサンゼルスの自然の一部に触れ、新しい経験をプラスしてみるのも、旅の1ページに刻む思い出になるのではないでしょうか?
あなたの心に残る景色とララランドへの扉が見つかりますように…。
One response to “LAでハイキングを楽しむ際に気をつける点”
[…] ロサンゼルスエリアでハイキングへ出かける際の記事をこちらのページに記載してあります。ハイキングへ出かける際は一度目を通し、準備にお役立てください。 […]